清原容疑者の勾留延長 警視庁が狙う“本丸”は山口組壊滅か

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 尿鑑定で陽性反応が出た清原和博容疑者(48)。12日、東京地裁は勾留期限を14日から10日間延長(期限23日)する決定をした。警視庁は覚醒剤の使用容疑でも立件する方針で、清原容疑者は最大40日間勾留される見通しだ。この間に捜査当局があぶり出そうとしているのは、「山口組の薬物疑惑」といわれている。

■携帯につけていた弘道会ストラップ

「清原容疑者は初犯です。覚醒剤事件は初犯なら、所持と使用の両方で立件するとしても20日間の勾留が一般的です。清原さんは有名人ですが、40日間は長い。警視庁がギリギリまで延長しようとする狙いは、薬物の入手ルートの徹底解明にあると考えられます」

 こう言うのは薬物事件に詳しい「弁護士法人・響」の徳原聖雨弁護士だ。

 警視庁が暴こうとしているのは“山口組ルート”とされる。

「山口組は6代目山口組でも神戸山口組でも、シャブを扱うのはご法度です。発覚した構成員は破門になる。ところが、資金源を確保するのが難しくなった昨今、手っ取り早いシノギとして上には内緒でシャブをいじる末端組織も一部存在する。警察はそこにメスを入れたいのだろう」(関東に拠点を置く暴力団幹部)

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