著者のコラム一覧
片岡たまき

神奈川県平塚市出身。元RCサクセション・マネジャー兼衣装係。夫は「パスカルズ」のバンドマスター、ロケット・マツ氏。著書に「あの頃、忌野清志郎と」(宝島社)。

温泉場のストリップの帰り道「しみじみしちゃうよなぁ」

公開日: 更新日:

 清志郎のロックにかける情熱は、どこか求道者のようなストイックさがある。聴衆や権力にこびることなく、オリジナルの音楽を終生、追求し続けた。その隠し味とも言うべき、清志郎のセンスはどこにあるのか。

「それは、何か少し『外す』ことだと私は思うのです。例えば、清志郎さんのメークはアイシャドーがはみ出たりして、外見をキレイにするためのものではないし、音楽についても『完璧過ぎるのはおもしろくない』と。後年は『汗で落ちていくメークも、またいいもんだよ』とも言ってました。それに、存在そのものが、そこはかとなくキュートだとも思います。そもそも、清志郎さんがド派手なメークと衣装で楽屋でコーヒー飲んでたり、廊下で鉢合わせしたりすると、こちらはかなりびっくりするわけで、そこでは現実とワンダーランドを共存させながら、そのどちらからも外している。耽美的なビジュアルバンドとは違う。そこにまた平然としたたたずまいでいる清志郎さんは、道化一歩手前のトリックスターのようにも思えます」

 片岡さんは、清志郎と行ったストリップ劇場でのエピソードを懐かしむように語り出す。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希をヤンキースが強奪へ…大谷翔平&山本由伸を奪われた名門が企んだ雪辱戦

  2. 2

    AKIRA版はなかったことに? 反町隆史GTO放送開始で荒ぶる「2012年派」

  3. 3

    ゾンビたばこ広島に黒田博樹監督待望論 「打てない、守れない、人気ない」三重苦で新井監督はクビ不可避

  4. 4

    佐々木朗希は一軍復帰1試合でまた抹消…どれだけ脆弱でもドジャースが欲しがったワケ

  5. 5

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー

  1. 6

    “令和の武器商人”こと小泉進次郎防衛相の「核ありき発言」に自民国防族もカンカン

  2. 7

    ついに1ドル=163円突入で「円安倒産」ラッシュ深刻懸念…すでに前年同期から3割増

  3. 8

    中森明菜のタモリ評「心の底からホッとします」は国民の総意か? サングラス姿と性格的な3要素

  4. 9

    「24時間テレビ」放送1カ月前に日テレ局内に流れる微妙な空気…猛暑の中の星野真里マラソンに大逆風

  5. 10

    震災で家族を心配する選手たちに星野監督が怒号「おまえらは野球だけしとりゃあええんじゃ!」