著者のコラム一覧
田辺まりこ

北海道生まれ。銀座の高級クラブ「姫」のナンバーワンホステスを経て、モテる男性育成スクール「セクシャルアカデミー」を主宰。著書に「枯れない男のセックステクニック」(KKベストセラーズ)、「千人斬りの銀座ママに学ぶ!モテる男のセックス流儀」(ブックマン社)などがある。

点数は1000点 渡辺淳一作品モデルになったセックスの天才

公開日: 更新日:

 一夜限りの出会いを含め、たくさんの経験を重ねた中でセックスの悦楽を教えてくれたのはこの人だけといえる、セックスの天才のお話を。

 歌手をしていたその人は、私と付き合う前は美人タレント姉妹の妹さんと結婚していました。そんな彼が私の店に来た時にカラオケがうまかったので閉店後の店を貸して営業するようになったのが付き合うきっかけでした。冬の夜、初めて私の部屋に来た彼はベッドに入るなり、「こんなに足が冷えて……」と足元に潜り込み、私の足を抱いて温めてくれたのです。冷え性で足が冷たいのはいつものことで、他の男性からは嫌がられるほど。温めてくれたことなんてありませんでした。私の体は感度が増し、いつもの演技でイッてるフリをしている自分とは違う、今まで体験したことのないもう昇天しそうなほどの快感……心と体をわしづかみにされました。一番上手だった男性を挙げるなら、今でも彼が一番。点数にするなら、彼が1000点なら2位が100点、そのくらいずばぬけた存在です。

 歌手になるくらいですから顔はいい方でしたが、股間が特別大きいかといったらそんなことはありません。ベッドでは前戯に時間をかけるタイプで、女性の体を末端まで神経を行き渡らせてからセックスを始め、微細なところまで愛でるのです。普通の男性が聞いたら、なんだそれだけかと思うかもしれませんが、いきなり突っ込もうとする男性の多いこと。女性は大きさや真珠を入れても喜ばないことに気づいていない。彼は心と体を満たすことが秀逸だったから、セックスが最高だったのです。そして私も例にもれず彼を部屋に住まわせて貢いだのでした。別れは私の店の女の子との浮気が原因。どうしても彼を忘れられなくて「抱いて」と泣きながら彼のもとを訪ねたこともありましたが、ヨリが戻ることはありませんでした。

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