寛大措置を嘆願…“闇営業仲介芸人”バンドー太郎の言い分
吉本興業所属の漫才コンビ「スリムクラブ」と「2700」を、「稲川会」の大物幹部の誕生パーティーの“闇営業”に仲介したフリー芸人、バンドー太郎(48)が30日、都内で会見を行った。
約50人の報道陣を前に、黒いスーツに身を包んだバンドーは、額に汗を浮かべながら用意した謝罪文を読み上げた。
「私のような無名の芸人が謝罪会見を開くことは売名と言われかねませんが、直接謝罪の言葉をお伝えさせていただきたいと思いました。2700、スリムクラブ、関係者の皆さま、吉本興業さまに謝罪いたします」
謝罪文を読み上げる最中、バンドーは計5回、頭を下げた。
スリムクラブと2700とは、2、3年前に別の仕事で知り合ったという。過去に3回ほど仕事の依頼を受けた建築会社の社長から、飲食店オーナーである実兄の誕生パーティーの仕事を30万円で受けたという。「反社会的勢力と本当に気付かなかったのか?」と何度も問われたが、「普通の格好をしていたので、反社会的勢力だったとは本当に気付かなかった。報道で初めて知った」と繰り返した。スリムクラブと2700に対しては、本人たちが知らなかったのは事実なので、無期限謹慎ではなく寛大な措置を望むと言い、自身に関しては、フリーなので謹慎などはないが、すでに営業のキャンセルが入っていると明かした。
バンドー太郎は、サンプラザ中野くんや美川憲一などをレパートリーに持つものまね芸人。松山千春のものまねは本人公認だ。「松山千春はどう思っているか?」と聞かれ、「怒っていると思います」と下を向いたが、暴力団のパーティーには何度も参加している松山なら違った切り口からの意見もありそうだ。