英BBCが特集した“喜多川帝国”の性加害と暗部 ジャニーズと「共依存」の大手メディアはまたスルー?

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「なぜ無視されたのか。それには、『喜多川帝国』と日本メディアの共依存関係が大きく関わっているのかもしれない」

 英公共放送BBCのドキュメンタリーで、ジャニーズ事務所の「闇」である故ジャニー喜多川氏の性加害疑惑に切り込んだジャーナリストのモビーン・アザール氏はそんなコメントをしている。

 タイトル「捕食者:Jポップの秘密のスキャンダル」で日本時間8日朝に同地でオンエアされたドキュメンタリーは、被害にあった元ジャニーズ少年の新証言を放送した。

 ジャニーズに履歴書を送った15歳の少年がオーディションでジャニー氏と面会した1週間後、「合宿所」と呼ばれたジャニー氏の自宅のひとつで「お風呂入っておいでよ」と言われ、そこでジャニー氏から「お人形さんみたいに」全身を洗われた挙げ句、オーラルセックスをされていた。

 また、2002年にジャニーズ事務所に入り、バックダンサーとして10年間在籍したという人物は16歳当時、やはり「合宿所」の寝室に入ってきたジャニー氏から「最近すごい忙しいだろうから、マッサージしてあげるよ」と肩から下へと触られた。度を越えそうだなと思ったところで「これ以上はだめだよ」と言うと「ああ、ごめんね、ごめんね」と手を止めて、部屋を出て行ったそうだ。このときジャニー氏は70代だったという。

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