直腸がんの人工肛門…一時的が永久化するのは16%という笑えない現実
その主な症状は、1日に何度も排便する、少量ずつ何回も続けて出る「分割排便」、飲食後などに突発的に強い便意に襲われる、便意を我慢できずに失禁する、おならと便を区別しにくい、夜間排便……。
突然の強い便意や失禁などが重なると生活の質は大きく損なわれ、外出もままなりません。長時間の会議などはトイレ問題との兼ね合いでつらくなります。肛門を温存する直腸がんの手術後の患者を対象とした研究によると、生活に大きく影響する重症LARSは4割程度とかなり高い頻度でした。
重症化のリスクは、肛門から近いほど高く、また術前放射線治療や患部の縫合不全、一時的なストーマの長期化などがネックとなります。こうした症状は自分の肛門に戻ってから1~2年で改善することもありますが、一定程度残ることもあります。
食事や整腸薬の調製、止痢薬の使用のほか、肛門を締める骨盤底筋の訓練、さらに便失禁には排泄に関わる仙骨神経を刺激する治療なども行われますが、それでも改善しないと、本人の希望なども合わせて、再びストーマをつくることも決してまれではありません。


















