いまや一年中食べられる「鰹」 なぜ旬がなくなった?

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 春先に旬の魚として食べる鰹がもうスーパーの棚に並んでいる。そういえば、冬場もたたきにした鰹を見かけることもあるが……。「目に青葉 山ほととぎす 初がつお」と俳句で詠まれた鰹だが、季節感がなくなり、一年中、いつでも食べられるようになったのだ。なぜ旬がなくなったのか。

 鰹は黒潮に乗って春先に北上し、秋に南下する回遊魚。日本では昔から、春のまだ脂が少ないものを初鰹、秋の脂が乗ったものを戻り鰹として食してきた。生態系はもちろん変わっていない。では、いつでも食べられるのはなぜか。“鰹の本場”でもある静岡市にある国際水産資源研究所に聞いた。

「鰹はアシの早い腐りやすい魚で、近海ものは鰹が北上するのに合わせて漁獲して生で食べてきました。ですから、冬場に食べている鰹は近海ものではなく、遠洋の巻き網船で取れて、マイナス20度からマイナス30度で冷凍されたものだと思われます。巻き網船が取った鰹は、本来は鰹節にするためのものですが、品質がいいものが解凍されて、スーパーなどに並んでいるのでしょう。巻き網船が鰹を取るのは赤道直下のプラスマイナス10度くらい(緯度)。パプアニューギニア、ミクロネシアあたりです」(かつお・まぐろ資源部かつおグループの担当者)

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