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ホテルは無料なのに…なぜ病室のテレビだけは有料なのか

 旅館やホテルで、100円玉を入れてテレビを見ていたのは昭和の時代。いまや客室のテレビは無料が当たり前だが、病院の病室だけは今も“テレビカード”を買わないとテレビが見られない。なぜ病院のテレビはいまだに有料なのか。

「それは、病院がサービス業ではないからです。病状に関わる療養設備以外は保険もきかないので、患者の自己負担としているのです」

 こう言うのは医療ジャーナリストの村上和巳氏だ。

 実は、このカード式のテレビを病院に貸し出す業者がいる。貸し出しは無料の上、患者が支払うテレビ料金の一部が、業者から病院に手数料として支払われる仕組み。これがテレビを有料にしているようだ。

 もっとも、「病院が自前でテレビを買って全てのベッドに設置するとなると、莫大な費用がかかります。病院側は、それを患者から広く浅く徴収することになるでしょう。しかし現行のシステムなら、業者は儲かるし、病院もコストをかけずに済む。患者は懐具合に応じて、テレビの視聴時間を減らせばいいのです。テレビを見ない患者は一銭も取られません。三者三様にメリットがあるのです」(村上氏)。

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