奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

大阪府出身のノンフィクション作家。2006年、「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書に「ねじれた絆」「魂でもいいから、そばにいて」などがある。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「怖い中国食品、不気味なアメリカ食品」(講談社文庫)も。

失敗できない農家が頼る農薬 使えば使うほど農協が儲かる

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 それにしても、なぜ日本は農薬を大量に使うのだろうか。農業の関係者にうかがうと、こんな理由が返ってきた。

 まず1点目は、日本は高温多湿で害虫が多いから農薬をまく量が多くなるのは仕方がないというものだ。もっともな理由である。

 2点目はハウス栽培だから。単位面積当たりの農薬使用量が多いのは日本、韓国、イタリア、オランダなどで、これらはハウス栽培が多い国だ。ビニールハウスなんて安いもんだろうと思われるが、あれだって家1軒分ぐらいの値段がする。つまりそれだけ投資しているから失敗は許されない。だから安心のために農薬をまく、というのである。

 3点目は作付けする作物の違い。欧米のように小麦や大豆と違って、日本は圧倒的にコメが多いから農薬が大量に使われ、結果的に全体として使用量が多くなるというものだ。

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