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加来耕三
著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

薩長同盟を締結させた英傑・桂小五郎の功績

 明治維新を推進した英傑の一人に、桂小五郎がいます。NHK大河ドラマ「西郷どん」では、玉山鉄二さんが好演していますね。桂は幕末の転換期に薩長同盟を締結し、新政府の混乱期に廃藩置県を断行した人物として、知られています。

 天保4(1833)年、桂は長州藩の藩医・和田昌景の長男に生まれました。病弱だったため、姉が婿養子を取り、桂自身は8歳で150石取りの隣家・桂家に末期養子に入っています。

 人生が大きく動いたのは、17歳のとき。吉田松陰と出会い、薫陶を受けたのです。20歳で江戸に剣術修行に出たおりに、ペリーの黒船が来航。国内は大混乱となり、井伊直弼によって松陰は処刑。桂ら松下村塾出身者は、一藩狂躁したように尊王攘夷を掲げて幕府と対立しました。

 そうした中、長州藩は追い詰められます。八月十八日の政変と池田屋事件で手痛い目にあい、禁門の変で京都を追われ、ついには朝敵とされてしまったのです。

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