小俣一平
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小俣一平

1952年生まれ。武蔵野大学客員教授、元NHK社会部記者。疑獄事件からトイレ探検までフィールドは硬軟無限大。老人力同盟事務局長。 著書は、「新聞・テレビは信頼を取り戻せるか」無念は力」「ロッキード秘録「消えた警官」「『トイレ探検隊』がゆく!」など。

ベンチやひと休みする場がない…「にちべんれん」結成決意

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 年末から年始にかけて食中毒にかかり、水だけの生活を余儀なくされ、何度か死ぬ思いをした。4カ所の大きな病院で精密検査からMRI、大腸の内視鏡検査まで、もうこれ以上調べるところはないというところまで、調べ尽くして無事生還した。

 そこまでも大変だったが、実はそれから後、全く経験をしたことのない生活を強いられることになった。歩けない。ベッドから起き上がることはできても、さぁ立ち上がろうとすると足がふらついて、しっかりひとりで立っていられないのだ。

 1月7日から少しずつ街に出るようにしたが、焦点が定まらない。大学の講義も青息吐息だ。連続20歩が歩けない。自宅から駅までのたかだか4~5分の距離を、15分かけてやっとの思いで到達する。電車は人出の少ない時間帯を選び各駅停車にするので、まずは座れる。だが、都内に出るといきなり困惑する。もうこれ以上歩けないと思っても駅舎を出ると座る椅子がない。ベンチがない。欲しい、座るところが欲しい。ベンチはないのか。仕事場のある神田小川町まで「すずらん通り」に回ると2カ所。郵便局近くと三省堂書店の敷地内にベンチがある。

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