工藤広伸
著者のコラム一覧
工藤広伸介護作家・ブロガー

1972年生まれ。既婚。介護ブログ「40歳からの遠距離介護」を執筆中。40歳で祖母と母のダブル介護。2度の介護離職を経験。著書に「認知症介護で倒れないための55の心得」(廣済堂出版)など。最新著の「ムリなくできる親の介護」(日本実業出版社)が絶賛発売中。

介護離職をしないために…基本は「まずは誰かに相談」する

公開日: 更新日:

 介護離職をしないために知っておくべき法律がある。

「私は介護離職を2回経験していますが、『もし会社にこういう制度があったら、仕組みがあったら、会社を辞めずに済んだのに』と思うことがあります」

 その基本となっているのが「育児・介護休業法」という法律だ。

「上司から介護休業は認められないと言われたとしても、育児・介護休業法第11条は『労働者は、その事業主に申し出ることにより、介護休業をすることができる』(日雇い除く)と定めています。介護休業は対象1人につき年3回、通算93日まで取得できますし、不利益取り扱いの禁止規定もあります。つまり、介護休業の申し出や休業したことを理由に社員が解雇されたり、不利益を被ったりすることはあってはならないのです。

 さらに介護休業給付金も、雇用保険から賃金月額の67%ほどが給付されます。これらの制度を利用しながら介護と仕事の両立を模索します。介護休業中に行うことは、介護保険サービス(デイサービスやヘルパーなど)を使って、ケアマネジャー(ケアマネ)と相談しながら“介護体制づくり”をすることが主であって、自らが介護を頑張ることではありません」

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