米山隆一
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米山隆一前新潟県知事・医師・弁護士

1967年、新潟県生まれ。東大医学部卒業。97年司法試験合格。医師として働くとともに、2011年から弁護士として活動。16年10月~18年4月、新潟県知事。現在は弁護士法人おおたか総合法律事務所の代表弁護士を務める。

【Q】老親が熟年離婚・再婚…子供が備えるべきこととは?

公開日: 更新日:

 最近、「結婚した3組に1組は離婚している」という言葉をよく聞きます。離婚が増えているという印象を持っている方も多いと思いますが、実はピークは2002年。恐らく景気の影響で、近年の離婚件数・離婚率は減少傾向にあります。

 現在65歳となった世代で、一度結婚した人が生涯に離婚する割合である累積離婚率はおおむね20%。基本的には20~30代で離婚し、50代以降の離婚はまれです。現在、有配偶者1000人当たりの年間離婚者数は20~24歳で50人程度で、30~34歳で14人と3分の1に減り、65歳以降は1人弱に激減します。「熟年離婚」は思われているほど多くありません。

 しかし、それでも70歳以上の離婚数は、ここ10年でおおむね2倍に増えています。1000人に1人弱は多いとはいえませんが、70~75歳の方が交通事故を含めた不慮の事故で亡くなる死亡率が同程度ですので、自分の親が熟年離婚することについて、一定の心積もりは必要です。家族として長い時間を過ごした後の親の離婚は、大人になった子にとってもショックですが、その年になっての離婚原因の多くは、積年の性格の不一致か、積年の異性関係です。離婚を望む側の決意が固ければ、子の説得で押しとどめるのは極めて困難といえます。

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