亀井京子さん<1>きっかけは「日テレイベントコンパニオン」
聖心女子大学に在学中、ファッション誌で「日本テレビイベントコンパニオン」の募集記事を見かけた。「おもいッきりテレビ」(日本テレビ系)などでアシスタントをする仕事だ。木佐彩子や中野美奈子、久保田直子を世に送り出してきた女子アナの登竜門でもある。
「マスコミの就職活動のひとつとして捉えている人も多かったですね」
東京で暮らす娘を案じ、アルバイトを禁止していた両親も賛成。アナウンサーとしての素質はその頃からあったようで、軽い気持ちで応募すると見事に合格した。
「それから十数回にも及ぶマナー研修が始まりました。身だしなみや話し方、立ち居振る舞い、名刺の渡し方など、第一印象をよくするところからのスタートでした」
その頃はまだ、具体的に将来の夢を描いていなかった。とはいえ、バイトの同期にはアナウンサースクールに通っている人が多い。