【西新宿編】今にも朽ちそうな木造長屋は“やすらぎの郷”

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 最近、銭湯でひとっ風呂浴びてから酒場に繰り出すクセがついた。この日も新宿西口で飲む前に、少し遠いが中野長者橋近くの「羽衣湯」にザブ~ン。サウナも3セット決め、すっかり“ととのって”外に出たら、小道を挟んで隣に味のある酒場を見つけた。今にも朽ちそうな木造長屋の背後に新宿の高層ビル街。あまりにもフォトジェニックだ。西口は後日にして、その店の暖簾をくぐった。

 中はカウンターだけで、チェックのシャツにヒョウ柄のスカーフがオシャレな年配の女将が一人で切り盛り。若い頃は相当美人で鳴らしたんだろうなあ。

 聞けば商売を始めて40年。その前は別のあるじが寿司屋、さらにその前は天ぷら屋だったそう。となると建物は戦後すぐからか。店を譲り受けた時にリフォームした内装も十分古い。

 レバニラ炒めで芋焼酎のお湯割りをやりながら、この町の話を聞く。「昔はすごく賑やかだったのよ」と言われてもピンとこないほど、今は新宿の外れで人通りはない。

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