福島県沖地震に不吉なサイクルとの関連 1週間以内にM8級も

公開日: 更新日:

■酷似する08年内陸直下型地震も3.11の前兆だった

 では、安心していいのかというと、そうではない。気になるのが、08年6月に起きた岩手・宮城内陸地震との不吉な関連性だ。M7.2の大きな地震で、宮城県と岩手県の一部では震度6強を計測した。

「このときも太平洋プレートに押された北米プレートが割れて、ずれました。今回の福島県沖地震と同じ原理です。問題は、この岩手・宮城内陸地震が長い目で見た場合、3年後の東日本大震災の前震とされていること。このサイクルから今回の地震も前震で、3年以内にM9とまではいかないものの、M8クラスの海溝型地震が襲ってくる可能性は高い。恐ろしいことに地震はいつ来るか予測できません。3年どころか、1週間以内に起きるかもしれないので、注意すべきです」(高橋氏)

 油断しているときが一番危ない。当分は警戒が必要だ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ