地震では寝室を守る…災害別「防災シェルター」の使い方

公開日: 更新日:

 とにかく災害が相次いだこの夏。西日本豪雨や北海道地震で、濁流や土砂にのみ込まれた家屋の映像を見て、日本に安全な場所などないと思った人も多いだろう。そこで注目されているのが防災シェルターだ。少し前は「そんな大げさな」と思われていたが、にわかに現実味を帯びてきている。果たして、シェルターは有効か。

 防災シェルターについて詳しい防災事業経済協議会(BOCO)の貴船美彦理事に聞いた。

「シェルターの定義は難しく、想定する災害の種類や規模によって、必要な機能や強度が異なります。核シェルターのように、地下などに完全に隔離されたスペースがあって、ライフラインも完備され、何カ月もそこで暮らせるようなものが一番安心でしょうが、それを一般家庭で用意するのは現実的ではありません」

 では、どんなシェルターが現実的なのか。よくイメージするのは、カプセルに逃げ込むタイプだが……。

「大地震や土砂崩れなど突然襲ってくる災害の場合、逃げ込む時間はありません。ですからカプセルタイプより、災害の被害を一時的に食い止め、逃げる時間を稼ぐものが有効です」(貴船理事)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意