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上昌広医療ガバナンス研究所 理事長

1968年兵庫県生まれ。内科医。東京大学医学部卒。虎の門病院や国立がん研究センター中央病院で臨床研究に従事。2005年から16年まで東京大学医科学研究所で、先端医療社会コミュニケーションシステムを主宰し、医療ガバナンスを研究。16年から現職。

学生がコロナ感染で機会損失の被害 この国は若者に冷たい

公開日: 更新日:
若者のワクチン未接種には落とし穴が…(東京・渋谷スクランブル交差点=29日)/(C)日刊ゲンダイ

 コロナ対策で、議論すべき重要な問題がある。若年者の機会損失への対応だ。

 なぜ、この問題が重要なのか。それは、感染の主体が若年者だからだ。東京都によれば、7月24日、2万8112人の感染が確認されたが、このうち1万6507人(59%)は30歳代以下だった。若年者で感染が拡… 

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