著者のコラム一覧
下川裕治旅行作家

1954年長野県生まれ。新聞記者を経てフリーに。『12万円で世界を歩く』で旅行作家デビュー。アジアや沖縄を中心にしたルポを発表する。近著に『僕はこんなふうに旅をしてきた』(朝日文庫)

混乱が続くミャンマーから国外脱出をはかる若者が日本を目指すワケ

公開日: 更新日:
ヤンゴンでは、おびただしい数の日本語教室が、雨後の筍のように開講している。アパートの小さな1室を利用したところが多い(取材協力者提供)

 ミャンマーのザガイン管区出身のチョウさん(仮名.22歳)は6月初旬、日本への送り出し会社のオフィスで、技能実習生受け入れ通知を受けとった。職種は介護。それを手に大粒の涙を流した。

「これで親への仕送りができる……」

 家が貧しいチョウさんは、ヤンゴンの僧院に身をよせ… 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り1,164文字/全文1,305文字)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々