奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

▽おくの・しゅうじ 1948年、大阪府生まれ。「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で講談社ノンフィクション賞(05年)、大宅壮一ノンフィクション賞(06年)を受賞。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「本当は危ない国産食品 」(新潮新書)がある。

1時間煮込んだ「野菜スープ」で便秘体質が改善 運動で腸を刺激すれば相乗効果も

公開日: 更新日:

 抗がん剤の研究者であった故・前田浩熊本大名誉教授は、同時に栄養学の専門家だったから、食べ物についてずいぶん教えていただいた。野菜の食べ方もそうだ。

 机の前に長時間座っている方はどうしても便秘になりやすいが、私も例外ではなかった。ある日、そんなことを教授に言ったら、野菜スープを強くすすめられた。野菜は嫌いではないが、そんなもので効果があるのかどうか疑問に思っていると、「2、3カ月は続けなさい」と言われたのだ。

 作り方は簡単で、料理ができない男でも簡単に作れる。野菜の種類にはこだわらない。できれば緑色の野菜や豆類がいい。ダイコンなら可食部の根よりも葉っぱのほうがいい。普段からダイコンの葉を食べている人はそんなにいないと思うが、実は根よりも葉のほうが栄養価は高いそうである。葉を食べる時は、できることなら無農薬で栽培されたものがいいだろう。

 これを最低5種類、できれば10種類ぐらいあるといいが、それほど無理しなくてもいい。すべてみじん切りにする。大きさは好みでいい。それを沸騰した鍋に放り込んで煮る。それだけである。15分ほど煮れば食べられなくはないが、私は1時間近く煮ている。そのほうが野菜は軟らかくなっていて食べやすいからだ。

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