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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

あなたの保有株は「金の斧、銀の斧」? 欲張るとヒドい目に遭いかねない

公開日: 更新日:

「あなたが落としたのはこの金の斧ですか、それとも銀の斧ですか?」

「私が落としたのは鉄の斧です」

 女神様はにっこりと笑い、「あなたは正直でよろしい。この金の斧も銀の斧も差し上げましょう」。

 ご存じ、イソップ物語、「金の斧・銀の斧」である。

 しかし、この話には続きがある。知り合いの欲張りな木こりは、その泉まで行き、自分の古びた鉄の斧を投げ入れる。

「あなたが落としたのは金の斧ですか?」

「はい、そうです」

「あなたは嘘をついています。この斧はあげません」

 そして女神様は姿を消してしまった。「欲張りすぎると、失う代償が大きい」ということだ。

 これを株式市場でたとえれば、「あなたの買ったのは高PER銘柄ですか、それとも低PER銘柄ですか?」となる。

「はい、私の買ったのは低PER銘柄です」と答えたら、女神様は「あなたは欲張りでなくてよろしい。金銀財宝をあげましょう」となる。

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