茂木幹事長総裁選で掲げる「増税ゼロ」は“ちゃぶ台返し”の極み…信用ゼロの指摘も止む無し

公開日: 更新日:

「立候補すること自体が間違っていたのでは」「イメージ向上のはずが逆になるとは」……。永田町の与野党国会議員の間からこんな冷ややかな指摘が出ているのは、4日に都内で会見を開き、自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)に出馬表明した茂木敏充幹事長(68)だ。

【写真】この記事の関連写真を見る(35枚)

 何といっても注目を集めたのは、茂木氏が会見で「増税ゼロの政策推進を実行していく」と強調したことだ。

 茂木氏は「成長力と生産性を向上し、一人ひとりの所得をアップさせることが最優先目標だ」と切り出し、経済成長による税収や税外収入の増加で「数兆円単位の財源確保が可能」と説明。「防衛増税、子育て支援金の追加負担、それぞれ1兆円を停止する」と訴えた。

 だが「防衛力の抜本的強化」「異次元の少子化対策」は、岸田文雄首相(67)が政権浮揚策として掲げた“肝いり”だ。財源となる防衛増税、子育て支援金の徴収も連立を組む公明党との紆余曲折の与党協議を経て決まった。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも