著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

小室圭さん騒動時を彷彿させる宮内庁長官の“ズレ”…まずは悠仁さま世代の受験生が納得する丁寧な説明を

公開日: 更新日:

 西村長官の言葉にうながされるように、小室氏は金銭トラブルに関し4万字に及ぶ文書を公表。西村長官は「非常に丁寧に説明されている」と評価した。

「自分の正当性だけを主張している小室文書に好感を持った人は少なく、マイナスのほうが大きかった。一転、小室氏への擁護に回った西村長官の世間の感覚とのズレだけが際立った」(皇室記者)

■まったく情報を出さない宮内庁

 今回、西村長官や吉田大夫が悠仁さまの大学受験をめぐるネット情報に対しバッシングだと批判を強めていることに「その原因を無視している」と疑問を投げかけるのは学習塾経営者。「世間、特に悠仁さまと同世代の受験生や保護者が持つ不信感を払拭するための情報を宮内庁がまったく出していないことが問題」だと話す。

 不信の背景として最も大きいのは筑波大付属高校への入学にあるという。この屈指の人気進学校に「悠仁さまのために設けられた」といわれる一時的な制度を使い合格した。

「その道筋が不透明で、不公平感を訴える受験生や親が続出。悠仁さまが3年の2学期になった今もその話が持ち出される。東大や筑波大への推薦合格を目指されているのなら、この時の経緯についての説明は不可欠。再びプロセスが疑われることになりかねない」

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到