著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

小室圭さん騒動時を彷彿させる宮内庁長官の“ズレ”…まずは悠仁さま世代の受験生が納得する丁寧な説明を

公開日: 更新日:

「宮内庁幹部は口先介入すればなんとかなると思っているのではないか」とあきれるのは同庁OB。悠仁さまの誕生日の6日に吉田尚正皇嗣職大夫、紀子さまの誕生日の11日に西村泰彦宮内庁長官がそれぞれコメント。西村長官は先の吉田大夫の言葉をなぞるように、悠仁さまの進学先に関するネット情報を「根拠のない報道」と決めつけた。

 西村長官、吉田大夫いずれも警視総監を務めた超弩級の警察官僚。ここにきて「秋篠宮家がいかにバッシングを受けているかという印象づけを図りだした」と皇室記者。一方、前出の宮内庁OBは「しもじもの者が皇室にものを言うなどけしからんといった態度が見え隠れする」と指摘する。

 西村氏が宮内庁長官に就任したのは2019年12月。警察官僚がこのポストに起用されるのは約24年ぶりだった。民間人に対する強さを見せたのは、秋篠宮家長女・眞子さんの婚約内定者だった小室圭氏に言及した時である。母親の金銭トラブルについて「説明責任を果たすべき」と述べたのだ。

「小室さんに対するバッシングが高まっていて、世間の感情とマッチしていたこともあり、それほど批判は出なかったものの、庁内には首をかしげる者も少なくなかった。秋篠宮家には何ひとつ意見ができないのに、民間人には高圧的に臨むのはいかがなものかとの声が出た」(同庁OB)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ