渦中のフジも自民議員の親族ゴロゴロ…有事の“お守り”? テレビ局に「政治家の身内ばかり」の歪んだ思惑

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■「オールドメディア」と批判されるゆえん

「テレビ局が多くの政治家の子供を採用することには、何らかのメリットがあるのでしょう。万が一の有事に備えて恩を売っておく、という考えもあるかもしれません。今まさにその有事がフジテレビに起きています。もちろん子供を“人質”に取るようなロコツなことはしないまでも、仮に身内の職場が停波に追い込まれるような事態になれば、その判断を迫られる政治家側は躊躇するはず。政治家の子供を抱え込めば“切り札”とは言わないまでも、有事の軽減を期待する“お守り”のような存在にはなり得ます。メディアには『権力監視』という重要な役割があるのに“政治家の身内が内部にいて、まともに政権批判ができるのか″とも言えますし、逆もまたしかりです。日本の政界とメディアのなれ合い関係を感じます」(メディア文化評論家・碓井広義氏)

 この血統優先の旧態依然とした構図こそ「オールドメディア」が批判されるゆえんだ。もはや「魔除け」をありがたがる時代でもあるまい。


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