「スタンバイ状態が続いている」…地球科学者が語る富士山噴火の可能性
ライフラインは完全に止まりますし、20年前にはなりますが内閣府は被害予想総額を2兆5000億円、3000万人が被災すると算出しています。しかも地震と異なり、火山の場合は起こってからが大変で降り積もった火山灰はすぐには消えません。スコップで袋に詰めて運ばなければなりませんし、火山の噴火は長ければ4~5年降り続く可能性があるのです。
富士山も前回、江戸時代の宝永噴火で二週間ぐらい噴火が続いており、その後の1カ月は地表も火山灰が舞っていたことが分かっています。ぜひネットでも公表されている富士山の「ハザードマップ」を事前に見て、しっかり準備していただきたいと思います。
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