有森隆
著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

テクノシステム<下>SBIが一杯食わされたでは済まされない

公開日: 更新日:

 SBIはSBISLの織田貴行社長(当時)を解任するなど社内処分を断行した。織田氏はSBIグループの総帥、北尾吉孝社長の野村証券の後輩。ソフトバンクからSBIへと立ち位置を変えてきた北尾氏に付き従う「側近中の側近だった」(SBI関係者)。

 織田氏とテクノ社の親密ぶりはよく知られていた。テクノ社はSBI証券を幹事に上場準備に入っていた。

 テクノ社社長の生田尚之容疑者とともに詐欺容疑で逮捕された専務の小林広容疑者が上場準備を担当していた。

 共に上場を目指していたSBISLの織田氏とテクノ社の小林専務は、くしくも野村証券の先輩・後輩の間柄だった。野村OBはことのほか“同胞意識”が強い。上場の実績づくりのために織田氏は数字を積み上げていった。今年1月時点でSBISLの融資残高の4割がテクノ社の案件という異常事態となっていた。

 部下はもちろん取引先や投資家からもテクノ社の事業を危惧し、注意を喚起する声が織田氏の元に寄せられたが、聞く耳を持たなかったという。

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