有森隆
著者のコラム一覧
有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

テクノシステム<下>SBIが一杯食わされたでは済まされない

公開日: 更新日:

 SBIは21年3月期に不正融資に関連し145億円の損失を計上した。テクノ社に損害賠償を請求する。

 SBIはSBISLの織田貴行社長(当時)を解任するなど社内処分を断行した。織田氏はSBIグループの総帥、北尾吉孝社長の野村証券の後輩。ソフトバンクからSBIへと立ち位置を変えてきた北尾氏に付き従う「側近中の側近だった」(SBI関係者)。

 織田氏とテクノ社の親密ぶりはよく知られていた。テクノ社はSBI証券を幹事に上場準備に入っていた。

 テクノ社社長の生田尚之容疑者とともに詐欺容疑で逮捕された専務の小林広容疑者が上場準備を担当していた。

 共に上場を目指していたSBISLの織田氏とテクノ社の小林専務は、くしくも野村証券の先輩・後輩の間柄だった。野村OBはことのほか“同胞意識”が強い。上場の実績づくりのために織田氏は数字を積み上げていった。今年1月時点でSBISLの融資残高の4割がテクノ社の案件という異常事態となっていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    五輪開会式直前に演出の小林賢太郎氏が解任…やはり抜擢は“クリエイターの天皇”人脈だった

  2. 2

    石橋貴明×鈴木保奈美「電撃卒婚」の全舞台裏 オワコン夫の束縛と売れっ子妻への嫉妬

  3. 3

    小山田圭吾“陰湿いじめの舞台“となった和光学園の「共同教育」とは…担当者に聞いた

  4. 4

    五輪開会式「極秘演出」がまさかのダダ漏れ! 臆面もなく再びゲーム頼みか

  5. 5

    自民を牛耳る3A+S「今の世の中、右も左も真っ暗闇じゃござんせんか」が日本の姿

  6. 6

    渡部建が「芸能界グルメ王」の座を明け渡す日…小木博明が“救いの手”も復帰の兆しなく

  7. 7

    キスマイ北山宏光がクズ男役でギリギリ濡れ場を好演 ジャニーズ俳優の新境地を開拓

  8. 8

    懸念が一転!眞栄田郷敦の高校生役がハマった痛快コミカル劇「プロミス・シンデレラ」

  9. 9

    安倍前首相の五輪開会式トンズラ…「逃げた」「無責任の極み」と大ブーイング

  10. 10

    小山田圭吾が一生涯背負う“十字架”と本当の謝罪 障害者の父親は「謝っても許されない」と強い憤り

もっと見る