石川県・馳浩知事の異様な“万博推し”…震災対応は後手後手なのに「ぜひやって」断言のウラ

公開日: 更新日:

地元紙は「あの揺れを少しも体験していない」と批判

 フザケた話だが、そもそも、馳氏は震災の「後手後手」対応を批判されている。特に手厳しいのは、馳氏の“親分”である森元首相と懇意な地元紙・北國新聞だ。連日〈1.1大震災 日本海側からのSOS〉と題し、検証記事を掲載。馳氏の対応を辛辣に評価している。

〈元日の午後4時10分、あの「揺れ」を馳浩知事は少しも体験していない。休暇で東京の自宅にいたからだ〉〈震災対応の初動にあたり、なぜ得意の「肌感覚」を発揮しなかったのか。知事は震災2週間の14日、首相の視察に同行して初めて被災地入りし、各方面から「遅い」との声が上がった〉

 地元紙が知事の震災対応を叩くのは何ら不思議なことではない。しかし、森氏のみならず、馳氏とも近い北國新聞の厳しい指摘の背景には、ある“事件”が影響している可能性もある。

「馳知事は昨年、東京五輪招致を巡って、安倍元首相から『招致を必ず勝ち取れ』『官房機密費もある』と言われたことを暴露。これに、森元首相が北國新聞で〈極めて軽率〉〈調子に乗りすぎ〉などとクギを刺しました。この一件に北國新聞も呆れ返り、現在の批判につながっているのかもしれません」(官邸事情通)

 復興の妨げとなりかねない馳氏には、被災地の知事から、お引き取り願うしかない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到