著者のコラム一覧
村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。最新刊は『自民党と裏金 捜査秘話』(日刊現代/講談社)

【東京佐川急便事件】異聞(235)3万件を超す告発はいずれも検察からすると筋悪だった

公開日: 更新日:
5億円ばらまきに適用できる法律が見つからない(自民党の金丸信前副総裁)/(C)日刊ゲンダイ

 ロッキード事件と違い、3万件を超える告発が検察に寄せられた金丸信の5億円闇献金政界ばらまき疑惑。

 告発内容は多岐にわたったが、東京地検特捜部が作成した「金丸信らに対する告発一覧表(類型別)」(1992年12月22日作成)などによると、おおむね、以下のように分類された。
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