著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

動きだした地銀再編…第四北越FGと群馬銀行で経営統合が実現か?

公開日: 更新日:

 第四北越フィナンシャルグループ(FG)と群馬銀行は3月17日、「経営統合を含めた経営戦略について検討を行っている」とのコメントを発表した。市場はこれを好感し、東京株式市場で両社の株価は共に10年来高値を更新した。

 コメントは日経クロステックと日経ビジネスが14日、「両行が共通の持ち株会社にぶら下がる方向で、統合の具体的な枠組みを調整しているもようだ」と報じたことを受けたもの。両行は2021年12月に連携協定を結び、地域活性化に共同で取り組んでいるほか、23年1月下旬からはATM(現金自動預払機)手数料の一部相互無料化も開始している。

 第四北越FGの総資産は24年3月末で11兆1400億円、群馬銀は10兆8200億円で単純合算では約22兆円となる。仮に経営統合が実現すれば、ふくおかフィナンシャルグループ、コンコルディア・フィナンシャルグループに次ぎ、めぶきフィナンシャルグループや千葉銀行と同規模の地銀グループ誕生となる。新潟県と群馬県のリードバンクが経営統合へ動く背景には何があるのか。

「地銀再編を促そうとしている金融庁の圧力と、媒介役としての投資ファンドの存在がある」と地銀幹部は指摘する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  5. 5

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    ダウンタウン「サブスク配信」の打算と勝算……地上波テレビ“締め出し”からの逆転はあるか?

  3. 8

    1泊3000円! 新潟県燕市のゲーセン付き格安ホテル「公楽園」に息づく“昭和の遊び心”

  4. 9

    永野芽郁と橋本環奈…"元清純派"の2人でダメージが大きいのはどっち? 二股不倫とパワハラ&キス

  5. 10

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ