新資格「放射線取扱業務士」 目的は「復興」より「天下り」

公開日:  更新日:

 自民党が原発の廃炉や除染に関する国家資格「放射線取扱業務士」を創設するための法案を今国会に提出する方針と報じられた。福島原発の事故対応に当たる作業員の専門知識を高め、早期復興につなげる狙い――と説明しているが、だまされてはダメだ。こんな資格、全然必要ない。

 なにしろ原発関連の国家資格は、すでに複数あるのだ。原子力規制委員会が所管する「核燃料取扱主任者」(核燃料物質の取り扱いの保安・監督)や「原子炉主任技術者」(原子炉の運転の保安・監督)のほか、放射線の安全管理を統括する「放射線取扱主任者」もある。自民党案の新たな「放射線取扱業務士」は、除染や放射線量の測定などを行うとされているが、現行の国家資格で十分カバーできる業務だ。新たに設ける必要なんてまるでない。放射線業務の適正化なんて、もっともらしいことを言っているが、要するに霞が関の新たな天下り先の設置が狙いだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  2. 2

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  3. 3

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  4. 4

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  5. 5

    ファン心配…築地「吉野家1号店」営業終了で店長はどこへ

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    ラグビーW杯決勝が22万円に! 横行するネットダフ屋の実態

  8. 8

    狙われる関ジャニ∞…錦戸&大倉“ベッド写真”流出の裏事情

  9. 9

    高校68本塁打 早実野村プロ入り決意の裏にソフトB王会長

  10. 10

    大坂なおみが目指すWTAファイナル “超VIP待遇”の仰天全貌

もっと見る