成否は「かき氷作戦」次第…福島原発オソマツ凍土計画

公開日: 更新日:

 もはや潔く断念した方がいいのではないか。東京電力が福島原発の汚染水対策の「切り札」と位置付ける凍土壁の実現性に、また新たな「障害」だ。凍土壁に先行して進めている、地下トレンチ(トンネル)内の高濃度汚染水を取り除くための作業が難航し、やり方を変更せざるを得ない事態となったのだ。

 凍土壁は1~4号機の周囲1・5キロに1550本の凍結管を埋設。冷却剤を循環させて地下30メートルまで凍らせ、地下水の流入を防ぐ計画で、6月から工事が始まった。東電はこれに先立ち、4月から、タービン建屋と地下トレンチの接合部の凍結作業を開始。建屋からトレンチに水が流れるのを防いだ上で、トレンチ内にたまった1万トン以上の高濃度汚染水を抜き取ることにしていた。

■凍らない接合部

 ところが、3カ月経っても接合部が凍らないため、東電は30日、トレンチに1日15トンの氷を2週間程度、継続投入する――と発表。汚染水の温度を下げ、接合部を凍りやすくさせると説明した。抜かなければならない水に、わざわざ氷を追加するというのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡部建一家に海外逃亡計画 佐々木希が離婚を迷う2つの説

  2. 2

    木下優樹菜に仕事なくても給料払うと申し出た事務所の温情

  3. 3

    西村まさ彦が“乳がん離婚宣告”報道に「ハメられた」と困惑

  4. 4

    アンジャ渡部建の父が厳命 佐々木希の実家へお詫び行脚

  5. 5

    “年の差婚”で武田真治は祝福され城島茂は…イマイチな理由

  6. 6

    “ゴマカシ説明”連発の小池都知事が招く感染爆発と医療崩壊

  7. 7

    星野佳路氏 コロナと共生“マイクロツーリズム”で生き抜く

  8. 8

    厚労省が研究開始 7%が苦しむ新型コロナ「後遺症」の深刻

  9. 9

    安倍首相の顔色に異変…髪乱れ生気なく党内に懸念広がる

  10. 10

    マック鈴木さん 手探りのマイナーからデビューまでを語る

もっと見る