「漏れた年金」機構側の責任者は旧社保庁の“A級戦犯”だった

公開日: 更新日:

 問題解決まで気が遠くなるような時間がかかりそうだ。「漏れた年金」問題で、事務方のトップとして年金機構サイドの説明を担当している副理事長の薄井康紀氏(61)。民主党の「漏れた年金情報調査対策本部」のヒアリングでは、「現在、調査している最中です」と、のらりくらりと追及をかわしている。

 実は、この薄井氏、厚労省のエリート官僚から旧社保庁の幹部になった人物。年金行政の中枢を渡り歩いてきた。日本の年金をおかしくしたA級戦犯のひとりなのだ。

「彼は社保庁からの“生き残り”です。個人情報漏洩などずさんな運営が問題になった04年には、社保庁の運営部長を務めていた。その後、内閣府の官房審議官などを経て、08年には社保庁の総務部長に就任。09年に社保庁が解体された後、年金機構の最初の副理事長になっています。薄井氏は60歳の定年前に役員公募に応募し、現在まで居座っているんです」(厚労省担当記者)

 東大法学部卒の薄井氏。“官僚らしく”言を左右に追及をかわす答弁は一級品だ。

 16日行われた民主党の対策本部のヒアリングでも、要領を得ない答弁でア然とさせた。少しでも具体的な話になると、「捜査上、セキュリティー上、具体的に申し上げることはできない」を連発。一切真相を明らかにしようとしないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「親の力を借りず」と言った河野景子の次女・白河れいは大ウソ…物的証拠を入手!

    「親の力を借りず」と言った河野景子の次女・白河れいは大ウソ…物的証拠を入手!

  2. 2
    ロンブー淳が言及したガーシー議員の「ワイドナショー」出演 吉本興業が忌み嫌う“過去のトラウマ”

    ロンブー淳が言及したガーシー議員の「ワイドナショー」出演 吉本興業が忌み嫌う“過去のトラウマ”

  3. 3
    ロンブー淳も疑義…篠田麻里子の不倫報道に違和感だらけの「擁護記事」が飛び出すウラ事情

    ロンブー淳も疑義…篠田麻里子の不倫報道に違和感だらけの「擁護記事」が飛び出すウラ事情

  4. 4
    水道橋博士“病状”の根っこにビートたけしとの関係悪化…師匠に見捨てられ議員辞職の憂き目に

    水道橋博士“病状”の根っこにビートたけしとの関係悪化…師匠に見捨てられ議員辞職の憂き目に

  5. 5
    麻生太郎氏のプライドはズタズタ…地元首長選で“天敵”武田良太氏に2連敗の大ピンチ

    麻生太郎氏のプライドはズタズタ…地元首長選で“天敵”武田良太氏に2連敗の大ピンチ

  1. 6
    大谷のWBC起用法めぐる栗山監督とエ軍のとてつもない温度差…GM「制限ない」は口先だけ

    大谷のWBC起用法めぐる栗山監督とエ軍のとてつもない温度差…GM「制限ない」は口先だけ

  2. 7
    多発する闇バイト強盗事件の背景に貧困問題…SNSで「ありがとう自民党政治」拡散の皮肉

    多発する闇バイト強盗事件の背景に貧困問題…SNSで「ありがとう自民党政治」拡散の皮肉

  3. 8
    東海大菅生の不祥事は氷山の一角…アマ球界「諸悪の根源」を強豪中学チーム監督が明かす

    東海大菅生の不祥事は氷山の一角…アマ球界「諸悪の根源」を強豪中学チーム監督が明かす

  4. 9
    「所JAPAN」打ち切りで佐々木希とばっちり…大御所のリストラ騒動でレギュラー喪失危機

    「所JAPAN」打ち切りで佐々木希とばっちり…大御所のリストラ騒動でレギュラー喪失危機

  5. 10
    次女・石橋静河強し!ドラマ界席巻する“石橋ファミリー”が乗り越えた「21年前の隠し子騒動」

    次女・石橋静河強し!ドラマ界席巻する“石橋ファミリー”が乗り越えた「21年前の隠し子騒動」