娘と共に“自民合流” 鈴木宗男氏の狙いは「北海道知事」
新党大地の鈴木宗男代表(68)の自民“合流”が確実になってきた。自民党が宗男氏の娘・貴子衆院議員(30)を民主党から引き抜いて、次期衆院選に擁立することを検討しているというのだ。
これに対し、宗男氏も「ありがたく思っている」と堂々と公言し、歓迎ムードだ。すでに、大地は7月の参院選の「前哨戦」といわれる4月の北海道5区補選で、自民党候補の和田義明氏を推薦することを決定。夏の参院選でも、自民党候補2人を推薦する方向だ。宗男氏は31日付のブログで、和田氏の事務所開きに出席し、あいさつしたことも明かしている。
「貴子さんは30日の民主党大会で議長として進行役を務めた。これは自民党に行かせないために、民主党が指名したのですが、時すでに遅し。“自民入り”は秒読みでしょう。大会では、北海道5区補選で民主党が擁立する池田真紀氏が壇上に上がりあいさつしたのですが、言葉も交わさず、異様なピリピリムードでした」(民主党関係者)
宗男氏は昨年12月、官邸に招かれ、安倍首相と会談。朝日新聞によると、宗男氏が「貴子を民主から離党させる用意はできている」と伝えたのに対し、安倍首相は「自民で育てたい」と話したという。すでにこの時から話はできていたのだ。