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「築地売却ありき」のルーツはアキバの“成功体験”にあり

 まず跡地売却ありきで進められている築地市場の移転計画。銀座に隣接する23ヘクタールもの超一等地を売りさばくのが、豊洲移転の大前提となっている。築地の跡地を売却したら、都には莫大なカネが入ってくる。そうした利権絡みのウワサが絶えぬ“錬金術”のルーツはアキバにあった。

 JR秋葉原駅の西側に広がっていた「やっちゃば」を覚えている人も年々減っているだろう。かの地にあった神田青果市場(千代田区)が大田市場に移転したのは1989年のこと。世はバブル真っ盛り。地価高騰がピークに達していたころだ。約2・7ヘクタールの跡地も凄まじい評価額をはじき出し、実に約3844億5280万円。1坪当たり約4700万円という目玉が飛び出すほどの高値がついた。

「神田市場の管理は築地市場と同じ、都の中央卸売市場という知事部局の担当です。その予算は『公営企業会計』として一般会計から切り離され、独立採算が大原則。都の予算には変わりありませんが、別のサイフを持たされているようなもの。神田市場は閉場する時、いったん市場の会計から都の一般会計に“売却”されています。市場会計には評価額通りの巨額の売却益が転がり込んだのです」(都庁OB)

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