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孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

安倍政権で醸成 沖縄県民の独立志向は確実に高まっている

公開日: 更新日:
西普天間住宅地区返還記念式典(2015年)に出席した菅官房長官と沖縄県の翁長知事(C)日刊ゲンダイ

 1972年5月15日、沖縄県は本土に復帰した。県民はもちろん、国内中が喜びに包まれ、やっと戦後が終わった――という雰囲気が広がった。

 2010年の夏に開かれた全国高校野球選手権大会(甲子園大会)では、沖縄県代表の興南高校が初優勝。県民は本土との一体感を噛みしめ、「沖縄独… 

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