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米国当局が指摘 シリア「化学兵器」をロシアが事前把握か

 シリアのアサド政権による化学兵器を使った空爆をめぐり、米当局はロシアが事前に把握していたと結論付けた。AP通信が10日、米政府当局者の話として報じた。空爆の負傷者が運ばれた病院の上空をロシアが運用する無人機が飛行。その数時間後、病院がロシア製戦闘機により攻撃されたと米当局者は指摘したという。病院攻撃は化学兵器使用の証拠を隠滅する目的とみられる。

 スパイサー大統領報道官は10日の記者会見で、アサド政権が化学兵器を再び使えば、トランプ政権は追加攻撃する可能性があると重ねて強調した。「アサド大統領が権力を握っているシリアに平和と安定はない」とも警告。アサド政権が化学兵器を使用したとする米国の情報に自信を示し、戦争犯罪にあたるかどうかは国際法廷が判断するべきだと指摘した。

■米世論真っ二つ

 一方、シリア攻撃に対する米国世論は真っ二つに割れている。米調査会社ギャラップの調査によると、米国民の支持は50%で、不支持は41%。1983年のグレナダ侵攻から今回までの12件にのぼる米軍の軍事行動のうち、2番目に低い支持率だった。CBSテレビの世論調査では、シリアの化学兵器使用が米国に「直接の脅威」と考える国民は45%、「直接の脅威ではない」が42%だった。

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