「日本の大国志向は幻想」 鳩山元首相に提言の真意を聞く

公開日: 更新日:

 鳩山由紀夫(友紀夫)元首相が「脱 大日本主義」(平凡新書)という本を書き、思想家の内田樹氏が絶賛している。安倍政権が目指しているのは無謀な大日本主義だと断じたうえで、その弊害と矛盾を列挙、アンチテーゼとして、「大国志向の幻想から目覚めよ」という提言だ。

 本の中には「成長戦略」のアンチテーゼとして「成熟戦略」という言葉も出てくる。3%の成長など無謀な夢を追おうとするから、過熱した強欲資本主義によって格差と貧困が拡大するという主張である。今や凋落著しい“元”超大国、米国に媚びへつらい、常任理事国となり、一流国家を目指すことも、「夢と潰え、挫折した」と断じている。

 そのうえで鳩山氏は<大国への夢は幻に終わった今世紀の日本はむしろ、積極的に中規模国家として生きる道を選択するべきではないでしょうか>と問いかける。米国隷従、中韓敵視を改め、「東アジアでの連携を深めてゆき、成熟期を迎える多くの中規模国の模範になるべきだ」と提唱する。内田樹氏も同じく、今の日本は<戦争にコミットし、五輪や万博、カジノといった蕩尽的消費を目指している博打国家>と断じ、警鐘を乱打しているから、「鳩山さんの提案に私は賛同の1票を投じる」と大絶賛だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安倍政権「賭けマージャンは賭博罪」過去の閣議決定で墓穴

  2. 2

    交際報道めぐり発覚「平祐奈vs橋本環奈」熾烈な争いと因縁

  3. 3

    軍国主義に協力した「NHK朝ドラ」モデル 自発的隷従の怖さ

  4. 4

    黒川氏辞任は身内の司法取引 東京高検“ルール”なら3アウト

  5. 5

    木村花さん死去の悲劇…視聴者はフィクションへの認識欠如

  6. 6

    安倍首相が承認に前のめり “アベ友薬”アビガンに黄信号

  7. 7

    同志社女子大・影山貴彦氏 エンタメは不要不急でも不可欠

  8. 8

    見限られた日本のカジノ構想 世界一の業者が豹変した背景

  9. 9

    守護神辞任で…官邸が次の検察トップに据えたい“ミニ黒川”

  10. 10

    親から勘当状態…近江アナ“15歳差婚”で生じたわだかまり

もっと見る