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在キューバ米大使館職員の聴力が低下 謎の音響兵器の正体

 誰が何の目的で使用したのか――。キューバの首都ハバナにあるアメリカ大使館の職員が原因不明の聴力低下や頭痛などの身体的被害を訴えている不思議な事件は、「高度な音響兵器」が用いられたとの見方が強まっている。「音響兵器」は、すでに戦地で使われている。米国務省やFBIは、ロシアなど第三国が関与しているとみて捜査を始めた。

 音響兵器と聞くと、韓国が北朝鮮を挑発するために軍事境界線に設置している大型スピーカーをイメージしがちだ。ただ、米軍が暴徒鎮圧のためにイラクやアフガンで実際に使用した音響兵器「LRAD(エルラド)」は、相手に向かって音を発射することで、平衡感覚を失わせたり、吐き気を引き起こし、戦意喪失させることを目的にしている。

「今回、キューバで使用された音響兵器とエルラドは、恐らく別物でしょう。エルラドは強力な音圧を発射する際に音が発生しますが、キューバの音響兵器は人間の耳では聞きとれない可聴域外を出すと伝えられています。もっとも、エルラドの技術をもとに開発された新型兵器の可能性はあります」(軍事ジャーナリストの世良光弘氏)

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