江東区&大田区 埋め立て地の帰属で狙う“二匹目のお台場”

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「なぜゴミの島が欲しいの?」――。こんな疑問が聞こえてくる。

 江東区と大田区がその帰属を主張していた臨海部の「中央防波堤埋立地」について、東京都は16日、江東区に86.2%、大田区に13.8%の調停案を示した。江東区は受け入れの姿勢を示しているが、大田区議会の経済財政委は17日、調停案を受け入れない方針を可決した。

 埋め立てが始まったのは今から44年前の1973年。東京都は大田区のノリ養殖業者の了解を得て埋め立てを開始。江東区の道路から1日に5000台分のゴミが搬入された。そのため大田区は「ノリ養殖業者が廃業を余儀なくされた」、江東区は「区民はトラックと悪臭、ハエの大量発生に我慢してきた」という理由で埋め立て地が自分たちに100%帰属されるべきだと主張してきた。

 現在、埋め立て地は509ヘクタール。東京ドーム106個分に及ぶ。東京五輪のボート会場となるため国の補助金が区に入るとか、カジノなどを開設した場合、収入が増えるという声があるが、東京都によるとそうしたメリットはないそうだ。

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