藤青雲龍輝は熊本出身 大ケガから復活した“脱サラ”の苦労人

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28歳・藤島部屋・前頭13枚目

 一念発起で飛び込んだプロの世界。会社を辞める価値はあったか。

 地元・熊本県の相撲道場で幼少期から相撲を習い、将来の夢は大相撲の力士。しかし、進学した明大では国体の個人ベスト32が最高成績と実績に乏しかった。本人もプロでやっていく自信が持てず、大学卒業後は国内印刷業の最大手、凸版印刷に入社。実業団で相撲を続ける道を選んだ。

「凸版印刷相撲部は創部が1954年。横綱吉葉山が土俵開きを行った、いわゆる古豪です。ただ、藤青雲が入社した当時は日本全国で新型コロナが蔓延。大会が軒並み中止になった挙げ句、稽古すらできない日々が続いていた。『このままでは後悔する』と思った藤青雲は、入社半年で退社。サラリーマン生活に別れを告げ、藤島部屋に入門した」(若手親方)

 前相撲から始め、入門3年目には新十両となったものの、直後に左ヒザ前十字靱帯損傷の大ケガ。三段目まで落ち、そこから這い上がってきた。

「もう2、3場所早く新入幕となってもおかしくなかったが、十両上位で勝ち越した時に限って幕内から落ちてくる力士がおらず、番付運に恵まれなかった。ただ、苦労した分、力はついた。相撲は右四つで、左上手の引きつけが強い。胸を合わせて前に出る相撲が持ち味です。新十両の頃はまだまだパワー不足でしたからね。安定感のある四つ相撲なので、よほどのことがなければ大崩れはしないはず。ネックはおっとりした性格。プロ入りまで遠回りしたように、自分にあまり自信が持てないタイプかもしれない」(前出の親方)

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