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菅谷齊東京プロ野球記者OBクラブ会長

1943年、東京都生まれ。共同通信社でV9時代の巨人をはじめ、阪神などを担当。1970年代からメジャーリーグも取材した。野球殿堂選考代表幹事を務めたほか、三井ゴールデングラブ賞設立に尽力。現在は東京プロ野球記者OBクラブ会長。

大リーグ大物オーナーが生んだ珍記録…連敗に激怒、強硬手段で監督就任も“1試合でクビ"

公開日: 更新日:

 テッド・ターナーといえば、米国CNNの創始者で「放送界のアレクサンダー大王」と称されるほどの大物実業家。スポーツマンとしても知られ、大リーグにも手を出した。アトランタ・ブレーブスを買い取ったのは1976年のことである。

 翌77年、ブレーブスは絶不調に陥った。16連敗になったとき、ターナーは堪忍袋の緒が切れ「オレが監督をやる」。5月11日、監督を「10日間、視察に出す」という訳の分からない理由をつけて放り出し、自らパイレーツ戦でベンチ入りし、監督として采配を振ったが、試合に負けて連敗が17に伸びた。

 そこへ、コミッショナーから「監督として認めない」とのお達し。オーナーと選手は球団の株式は保有できない、とのメジャーの取り決めがその理由だった。大リーグ史上初のオーナー兼監督という記録を残したのだが、結果は“1試合でクビ”の珍記録となった。

 ターナーは常に目立つトラブルを起こし、78年6月のドラフト(高校、大学生対象)では違法を指摘されて1位指名権を剥奪されたことがあった。不服を申し立て、指名権復活を得て1位指名で獲得したのが、最大の目玉だったアリゾナ州立大のボブ・ホーナー。87年にヤクルト入りし、最初の2試合(神宮)で4本塁打を放ってファンの度肝を抜いた現役大リーガーとして知られる。

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