「花粉症ボトックス」って何だ? 眠気ナシ、痛みナシ…つらいシーズンの新定番になるか
毎年春になると、憂鬱な日々が続く花粉症患者は多い。花粉症の代表的な治療法といえば、抗ヒスタミン薬、ステロイド点鼻、舌下免疫療法などが思い浮かぶだろう。
だが処方薬を飲むことを忘れてしまう、眠気で仕事に支障が出る、年単位での継続が必要な舌下免疫療法は根気がいる——そんな悩みを抱える人に知ってほしい治療法がある。
感度が高い層の間でいま注目されている「花粉症ボトックス」だ。吉祥寺駅前みずの皮膚科・水野結花院長に話を聞いた。
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ボトックスといえば、美容医療の現場でしわ取りに使うイメージが強い。だが実は10~15年前ほどから、花粉症治療に応用されているのだという。そのメカニズムはこうだ。
「脇汗や腋臭(わきが)治療で用いられる“脇ボトックス”と原理は同じです。副交感神経から分泌されるアセチルコリンという成分をブロックすることで、液体の分泌を抑えることが可能に。花粉症治療においては鼻水やくしゃみ、鼻詰まりの改善が期待できます」
目の症状には直接作用しないが、抗ヒスタミン薬や点眼薬と組み合わせて使う患者が多いという。気になるのは施術の内容だ。「鼻にボトックス」と聞くと、注射を想像して身構える人もいるかもしれない。

















