適用第1号の恐れも 日大アメフト部員にも「共謀罪」の恐怖

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 2人以上で対象犯罪を計画しただけでも「共謀」と認定されれば、その場にいた全員が容疑に問われるのが、この悪法の恐ろしさ。他の選手の目の前で、内田前監督は「反則してでも相手のQBを潰してこい」と反則した選手に指示したとも報じられた。監督が「傷害計画」を指示した現場に居合わせただけで、他の前途ある若い選手たちも皆、共謀に加わったと当局にみなされれば、捜査対象にされる恐れがある。元検事の落合洋司弁護士が指摘する。

「共謀罪の対象となる『組織的犯罪集団』の定義も曖昧で、当局の腹ひとつで決まる。『性質が一変した』と認定されれば、大学のスポーツ部だって対象となりかねません。日大アメフト部は『監督が黒と言えば白も黒になる』という暴力団顔負けの組織ですから、なおさらです。今回の被害者は幸い全治3週間で済みましたが、複数の相手選手が半身不随の重傷を負ったり、危険プレーがもとで死亡していたら、事の重大性に鑑み、他のコーチや選手も『共謀の輪』に加わったと判断されたかも知れないのです。その場合、監督の指示に『反則してでも勝ちにいこうぜ』と選手たちが応じていたら、共謀成立の可能性があります」

 いつ若者の未来を狂わせてもおかしくないのが、共謀罪だ。こんな悪法を「テロ等準備罪」などと偽装して強引に成立させた安倍政権こそ、共謀罪に問われるべきだ。

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