野党バラバラでブツ切れ 党首討論は「待ち時間」も無駄遣い
この消化不良感、なんとかならないのか。27日、安倍首相と野党党首らによる今国会2回目の党首討論が行われたが、議論はまったく噛み合わなかった。
討論が深まらないのは、野党がバラバラだからだ。
党首討論は、もともと2大政党制を前提にした制度。
英国議会をモデルに、日本では2000年に正式に導入された。45分間という短い時間でも、2大政党制なら成り立つが、少数野党が45分間を議席の比例配分で分け合う現状では、各党首の持ち時間は数分から十数分しかない。
短時間のブツ切れ討論で、しかも相手が関係ない話を延々と続けて持ち時間を潰しにかかる安倍首相だから、問答が1往復で終わってしまうこともある。
マトモな議論など期待できるわけがない。