麻原ら7人執行にEUが反発 日本人が死刑をやめられない理由

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 1日に7人も執行――。麻原彰晃(本名・松本智津夫)らオウム死刑囚の死刑が波紋を広げている。「彼らがなぜサリン事件を起こしたのか、真相が分からないまま死なせてしまった」と執行の正当性を疑問視する声がチラホラ。ある精神科医はテレビの取材に「無駄な死」と批判的なコメントを寄せていた。

 著書に「なぜ『死刑』は隠されるのか?」などがある作家の原裕司氏はこう言う。

「平成時代の事件は平成時代で片付けるということ。来年の天皇退位で死刑囚本人と信者が恩赦を期待しないよう早めに執行したのでしょう。同時に国家を転覆させようとした集団に対して、国家権力は甘くないよと意思表示したのだと思います。一挙に7人という数の多さに権力の意志の強さが表れています」

 執行があった6日、欧州連合(EU)は日本政府に執行停止の導入を訴える共同声明を発表した。EUは死刑廃止を前提に加盟を認めている。一方、先進国で死刑制度を守っているのは日本と米国の一部の州くらいだ。日本人はなぜ、死刑制度を放棄できないのか。心理学博士の鈴木丈織氏に聞いた。

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