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廊下をコツコツ…刑務官の靴音に怯える死刑囚の“最期の日”

「法律家として気になったのは、麻原彰晃元死刑囚の受刑能力の有無です。死刑に処せられる意味が本人に理解できなければ、刑執行は行われません。法務省は能力があると判断したのでしょうが、7人同時の執行も含めて少し驚きました」

 リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件の市橋達也受刑者の弁護人も務めた「アトム市川船橋法律事務所」の高橋裕樹代表弁護士はこう感想を漏らす。一連のオウム事件も前代未聞だったが、死刑執行も異例続きだった。

 日本では、死刑執行は絞首刑で行われる。問題はその場所だ。悪いことをしたら刑務所に入るものだが、死刑囚は未決囚(裁判中)と同じく拘置所で過ごし、執行も拘置所内で行われる。

「刑務所は、あくまで懲役という刑罰で罪を償う人の施設です。これに対し死刑囚は自らの命と引き換えに罪を償うため、労働作業も課せられません。そのため、死刑を行う専用施設は刑務所ではなく、拘置所内に設けられています」(高橋弁護士)

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