近藤大介
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近藤大介「週刊現代」編集次長

東大卒、国際情報学修士。講談社で中国を中心に取材を続け、現在「週刊現代」編集次長。明大講師も務める。新著に「未来の中国年表」。著書多数。

米中貿易戦争で疲弊…習近平が仕掛ける「日中共同声明」

公開日: 更新日:

「今回の米国との貿易戦争で分かったのは、いまの中国の実力では、米国にガチンコの戦いを挑んでも勝ち目はないということだった。だから何とかして、トランプ政権との争いの火消しに努めないといけない」

 こう漏らすのは、ある中国の外交関係者だ。

 習近平主席は、7月19日から28日まで、UAE、セネガル、ルワンダ、南アフリカ、モーリシャスと10日間かけて5カ国を歴訪。米国の一国主義を非難し、「中国は自由貿易とグローバリズムの守護者である」と説いて回った。

 だが、いくら正義は中国にあっても、現実に中国経済には大きなヒビが入ってしまった。

 先週、上海から来日した富裕層の会社社長は、こうこぼした。

「上海では株価は落ちるし、デパートや高級レストランは閑古鳥が鳴いている。それでも北京政府は資本流出を恐れて、私がこうやって日本へ出張に来る際にも、たった5000ドル(約56万円)しか銀行から下ろせないんだから、ビジネスにならない。海外での土産購入も、1人10万元(約163万円)までに制限されるようになった。それもこれも、北京政府が身の程知らずにも、米国との貿易戦争を受けて立ったからだ」

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