流通の肝となる「茶屋番」消失 江戸時代からの伝統が崩壊

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「豊洲市場は新しい施設で衛生管理される」「移転しても魚河岸の伝統は残る」と言う人たちがいますが、大きな間違いです。本当に受け継ぐべき魚の取り扱いの伝統が消え、衛生的な市場機能の根幹は崩れようとしているのです。

 その理由は、豊洲市場には「潮待ち茶屋」、通称「茶屋」が存在しないという問題です。

 潮待ち茶屋とは、江戸時代の日本橋魚河岸から続く仕組み。輸送を船に頼った時代に、潮や風の流れが変わるまでの待合場所のことです。トラック輸送が主流の今日でも、その機能は築地市場にも綿々と受け継がれています。ただの駐車スペースと誤解している人が多いようですが、決してそうではありません。

 茶屋は築地市場内に約300カ所存在します。行き先ごとに荷物をまとめる小さな道の駅のような配送センターといえるものです。そして、おのおのの茶屋には「茶屋番さん」と呼ばれる配送管理人が常駐しています。

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