「人の税金で学校」麻生大臣また舌禍で安倍政権の公約破壊
「麻生節」などと大甘に扱うのはもうやめた方がいい。17日、福岡市長選で応援演説した麻生財務相に非難囂々だ。隣の北九州市の北橋健治市長が東大卒であることを槍玉に挙げ、「人の税金を使って学校に行った」とバッサリ切り捨てた一件だが、この暴言、政権にとって致命傷になりかねない。
ネット上では早速、次のような怒りの声が噴出している。
<「人の税金で」というが、税金は政府のものでもなければ、ましてやこいつのものではない>
<この人物に人の事を批判する資格が「1ミリ」でもあるのか>
<お前の給料こそ、税金の無駄遣い>
麻生大臣は先月も、不摂生な人の医療費負担は「あほらしい」という知人の発言に「いいこと言う」などと同調し、物議を醸したばかり。もはや麻生大臣の“舌禍”を挙げたらキリがないが、今回はちょっと看過できない。「人の税金――」発言は、安倍政権の目玉政策を根底から覆す話だからだ。
安倍首相は昨年10月の衆院選で、少子化対策として「教育無償化」を公約に掲げた。